
何かと物議をかもしている民主党の幹事長小沢一郎さんですが、
3年ほど前の参議院選挙の折に、奄美にも選挙応援にきました。
そのとき小沢さんの話を聞くことはできませんでしたが、本やさんでこの本をみつけたので買っておいた本です。
が、なぜかなかなか読む気になれないまま棚にあげておいたのですが、やっと読むことができました。
読んでみて感じたことは、なぜもっと早く読まなかったのかと自分の怠慢というか人を見る目の不確かさを反省させられました。
今年は戦後64年ですが、戦後の自民党体制のいわば市場主義があたりまえの政治から、やっと「国民の生活を守るのが政治だ」といいきる政治家が小沢一郎だったのかと、やっと納得しました。
戦後の日本の政治は、アメリカの権力と庇護のもとで、ともかく経済成長だけしておけばいいという風潮で、国民が自立するための政治がおざなりだったことがよくわかりました。
経済成長することで生じた富の再配分、まさに富の再配分こそがに戦後政治が終始してきた体制だったといいます。
また自民党と社会党(今の社民党)の関係も、なるほどと思いました。
中身はどんどんはしょりますが、最後に学校教育と「愛国心」についての考え方が書いてあって、以前から小沢はひどい右翼だなんて思っていましたが、この「愛国心」のことで小沢さんを信頼してもいいんじゃないかと思いました。。
小沢さんの「愛国心」は、学校教育のなかで、ことさらに「愛国心」を植えつけるよりも、もっと身近なところで、親や兄弟を大事にするというあたりまえのことをしていれば、おのずから国を愛する気持ちは生まれるというものです。
ただ今奄美でも、自立できる島にするにはどうしたらいいか、という活発な意見交換を行っている人たちが増えていますが、まずは農業をしっかりやりながら、その上で観光をやるというのがいいのでは、という意見が多いですね。
ともかく奄美はこれからです。
一人ひとりが自覚することからしか始まりませんよね。
ぜひみなさんも「小沢主義」を読んでみてください。
政治のもやもやが解消されますよ。
阿部元総理の言うことなんかに頷かないこと。
集英社インターナショナル刊 1000円です。
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