奄美市長選の告示がもうすぐですが、昨夜は龍郷町のりゅうゆう館で、市長候補の朝山毅氏と、対抗馬の指宿正樹氏の2人の公開討論会がありました。
前回の平田市長対、叶芳和氏のときは、平田市長が応じなかったため成立しませんでしたが、今回はともかくたいへん公平で紳士的な討論会になりました。 しっかりとルールを守り、ヤジとか違反行為もなく、すみやかな運びで行われました。 あらかじめ市民から候補者に質問事項をアンケート募集し、それを基に6問を設定し、各自3分間で応えます。 1.あなたは現状の奄美市政をどのように評価しますか。(中略) 2・市民アンケートで最も重要視されているのが財政問題ですが、・(中略)・・具体的な解決策をお答えください。 3・奄美の雇用情勢(0.27倍)につて・・・改善策を。 4・奄美市の高齢化25%の対策は・・・ 5・人工の減少、過疎化の対策は・・・ 6・観光推進は・・・ 要約すると以上の項目でした。 これに対して、朝山氏は平田市政を評価する発言に終始し、答えが観念的で、ほとんど具体性が感じられませんでした。 挑戦者指宿氏は、なぜ市長選に立候補する気になったのかを具体的に話したことと、このままでは奄美が沈没してしまうこと、奄美の特産を全国へ売り込むことなど、とにかく経済の建て直しは急務だということを切々と述べました。 この討論はあまみエフエムが同時中継したので、生の声をきいた人はどちらが奄美市にとって必要な人材かがわかるというものですが、なにしろ、奄美の選挙は政策より人脈優先ですから、指宿氏が勝てるかどうかはまた別の問題になります。 どんなにいいことでも、それはそれで、親方の鶴の一声で決まってしまう選挙体質を変えないかぎり、奄美は官民の格差を縮めることなどできないでしょう。 今年のこの不況は、ただごとではありません。 当店も、この冬が越せるかどうか・・・という瀬戸際にきています。 とりあえずご報告でした。 |