1年前からカウントを取って、いよいよ当日を迎えた皆既日食の日です。
まさかそんなことはありえないしあってほしくないと思うことが、起こるものですね。
昨日から、どうもお天気が悪いらしいという噂が広がっていましたが、カラッと晴れた晴天にはほど遠い雰囲気でした。

はじめ薄日でしたが、日食が始まるとだんだん雲が厚くなって、日食めがねの必要がなくなりました。

町の中はからっぽです。

本日は定休日ですが、お客様の出入りが多いので定休日は返上。
遠くに行くのはやめて、名瀬の街が見渡せる拝み山に登りました。
海抜100mぐらいでしょうか。うっそうとした樹木が広がっている尾根のひとつです。

ちょっときつい山道を登ると、同じようことを考えていそうな友人や知人に合流、一緒に見晴台に。
すでに50%ぐらい欠けているので、あたりは夕方のようです。
騒々しいほど鳴いていたはずの蝉たちが、チチチ・・・と鳴きやんだり、アゲハ蝶があわてて飛んでいったり、森の中にも異変が現れているようでした。

名瀬湾の立神もなんとなくたそがれ気分です。

少し時間があるので、あとひとつ上の広場まで移動。

すると、10時55分ごろになり、ほのかな輪郭を描いていた太陽が、すう~っと雲の中に消えました。

すると周りは真っ暗闇。まるで夜のようになりました。

ほんの1分少々でしょうか。
太陽の右手の方がうっすらと明るくなって闇から黎明へ。
すると消えていた太陽がまた雲の中にポッ~と現れました。


気温も低くなって久しぶりに涼しい風でした。
1年前からカウントダウンしていて昨日までいい天気だったのに、なんと皮肉なお天気ですこと。
といわけで、私の皆既日食体験はこれでおしまいです。
午後からすごい雨になりましたから、雨が降らなかっただけでよかった!と思いましょう!