今回「生命のメッセージ展」に参加された15人のメッセンジャーの方たちを紹介します。
真正面から見るのがつらいかも知れませんが、どうぞ眼をそらさないでみてくださいませ。


まずは、親御さんがはるばる奄美へいらしてくださった方たちを紹介いたします。
今回、参加してくださったご犠牲者で最年長の松原和明さん(31歳)と愛用の靴。
結婚を間近に控えていました。
家族全員オートバイが好きで、この写真はお父さんと友人たちとで福岡から阿蘇山までをツーリングした折のものです。お父さんは和明さんのことになると、すぐ涙がいっぱいになってしまうんです。
加害者は45歳の女性。飲酒がばれるのがこわくて、ひき逃げしています。


川津祐太郎君19歳。福岡県
同乗していてた知人の車が暴走して激突、祐太郎君だけが亡くなった。


高石拓那君16歳。北海道
早朝、新聞配達の途中で飲酒運転の車にひき逃げされる。
発見したときは、遺体にこんもりと雪が積もっていたそうです。


岩崎元紀君19歳。東京
飲酒運転で元紀君をはね、90Mも引きずったあげく、重ね飲みをして証拠隠滅を図った。


佐藤隆陸さん24歳。大分県
奄美市金久町で起こった飲酒運転のひき逃げ。
加害者は酔いが醒めてから出頭し、当時19歳の少年はすでに3年の刑期を終えて出所しています。
佐藤さんは加害者の車に同乗していた友人を告訴、先日前面勝訴したことは大きな収穫だったと思います。
また、今回5人の遺族の方たちとご一緒しましたが、みなさん、大事な大事な家族を暴力的にしかも理不尽に失ったという一点で、とても強い絆で結ばれていました。法の盲点を替えるまでは、できるだけのことをしようよいう意気込みがみなぎっていました。胸に大きな涙袋を抱えながらですね。
そして、飲酒運転のひき逃げは、危険運転致死罪というような抜け道だらけの法律ではなく、むしろ「殺人」という認識をすべきではないかと語っていらしたことが強く印象に残りました。
映画「ゼロからの風」も、命の大切さと同時に法の正当化を主張している映画だと思いました。
明治時代、馬車が走っていたころに出来た法律を、現代の車社会にそのまま適用していることの方がおかしいのに、と言うのも納得です。
また報告いたします。